変数の使用方法
変数とは数値や文字を入れる箱のこと。
☆変数に使える文字
■変数に使う文字は大文字と小文字で区別される。aとAは違う変数となる。
■予約語は使えない。
(解説)For、To、Asc、Timeなど、既に関数として使われているため使えない
☆数値や文字の使い分け。
■変数aに数値1を入れるコード。↓
a = 1
■変数aに文字「T」を入れるコード。↓
a="T"
(解説)文字は全て""で括る。
☆変数の演算子
■それぞれの計算が変数aに代入されるコード
a = 7 + 2 '足し算 aは9
a = 7 - 2 '引き算 aは5
a = 7 * 2 '掛け算 aは14
a = 7 / 2 '割り算 aは3.5
a = 7 Mod 2 '7を2で割った余り aは1
a = a + 1 '変数aを + 1する
a = "A" + "B" & "C" '変数aは"ABC"になる
(解説)「+」と「&」によって連結される。「+」と「&」は同じ意味
☆変数を宣言する
■変数の宣言あり、型の宣言ありのコード
Dim a As Integer
a=1
■変数の宣言あり、型の宣言なしのコード
Dim a
a=1
■変数の宣言なしのコード
a=1
(解説)この3つのコードは同じ結果になる。Dim aで変数aの宣言が出来る。As
Integerは整数型を宣言している
(解説)変数を使用する場合一般的に変数の使用を宣言しなければならない。しかしBasicではしなくても自動的に判断してくれる
☆グローバル変数とローカル変数 (サブルーチンを理解している人だけ読んで)
■グローバル変数は全てのプログラムでの参照が有効。
'変数aを宣言する(関数外で宣言)
Dim a
Private Sub main()
a=2
'bのサブルーチンを呼び出す。
Call b
End Sub
'サブルーチン
Private Sub b()
a=a+1
End Sub
■ローカル変数は関数内だけで有効。
Private Sub main()
'変数aを宣言する(関数内で宣言)
Dim a
a=2
'bのサブルーチンを呼び出す。
Call b
End Sub
'サブルーチン
Private Sub b()
a=a+1
End Sub
(解説)main関数内の変数aは最終的に上のコード(グローバル変数)では3となり下のコード(ローカル変数)では2となる。